東平哲弥・中村忠治、伴 敏子交流展 [油彩]
前のところでは、お知らせだけでしたので、内容と作品について
ご紹介をいたします。 本来、撮影は、禁止なのですが、特に、許可をいただきました。
会場の「童話美術館です。」長崎では、ちょっと変わった、エキゾティックで、目を引く建物です。
大勢の親子の来館者で、賑わうところです。
前の通りは、大浦天主堂、グラバ-邸などの観光者が、ひっきりなしに、行き交うところでも
あります。 はめ込まれたステンドグラスが、とても素敵です。
案内状の作品 「伊王島の教会」 ・ 写真の写しが悪くて申し訳ないです。
2階 会場の一部
2階階段上り口に 「8月9日」の祈り」 テラコッテ
「福島の原発に思う」 オブジェ
東平哲弥の略歴
「ボヘミアン」--貧乏人 フランスへ留学した時の作品
自らも自称していて、画家と言わず、絵を描く職人であると・・・・・・
「 大浦天主堂 」
「 伊王島の教会 」
「 長崎の港 」
「 赤い風のとおる通り 」- 旧イギリス領事館通り
「 伊王島の教会 」
「 伊王島の教会 」
「 長崎の港 」
「 東山手の通り 」
「 東山手風景 」
「長崎 冬の海岸通り 」
「長崎 出島ワ-フ 」
「大浦天主堂通り 」 ・トップの写真 - 正面は、旧長崎上海銀行
今回の個展は、「故郷への感謝を描き続けて」のタイトルで、多くの長崎を描いた作品の中から
幾つかを、特に、選んでの展示でした。
備え付けられているケ-スには、和紙に墨汁で描いたスケッチや、水彩画、故郷への思いを
記した手記など、所狭しと、展示されていました。
また、中村忠二・伴 敏子氏の作品は、写真・紹介とあわせて、大小、数十点が隣室に掲げられ
両氏との交流の軌跡が、より重厚さを、醸し出していました。
両氏の作品紹介は、次に譲ります。
重ねて、写真の撮り、編集等が拙くて、申し訳なく、お詫びを申し上げます。
どうか、お許しください。
雨の長崎・思案橋風景 [油彩]
前の作品、雨の長崎シリーズの中の一枚です。
写真の撮りかたが、悪くて、反射したりしていますが、ご勘弁ください。
大きくて、置く場所にも、困って、私の部屋に、架けていますが、黒の
下地に、長崎の雨の風景を、取り上げてみました。ちょっと、部屋には
暗さと、冷たい感じがします。歌にも、唄われている長崎の雨。
これまで、長崎の風景では、どうしてなのか、雨の 題材のものが
殆ど、なかったので、8枚ほど、シリーズとして、挑戦して、描いてきました。
昔は、ここに、思案橋の橋が、かかっていて、川が、流れていたのでした。
電車の終点でもあり、柳の並木と、街灯で、大変、風情のある、ところでし
たが、今、現在、真似た、橋の欄干の一部と、飾りが、手前に、飲食店
商店、パチンコ店のビル。賑やかさで、長崎の繁華街として、観光名所
でも知られて います。
しかし、時代の流れでしょうか、左端のしゃれた、感じの電話ボックスは
もう、見る ことができませんし、コンクリート街に、変貌していく、街の様子
は、ことの他、雨の日には、冷たく、感じられます。
歌に唄われた、長崎思案橋ブルースを、懐かしく、思い出し、口ずさむ
のは、私、一人でしようか。 50F 油彩 2000、05
ハウステンボスの夕暮れ [油彩]
ハウステンボスの作品は、いくつか、載せてきましたが,建てものも、大変美しいものが 沢山あって、訪れた人達の目を、楽しませてくれます。なかでも、水がきれいで、運河を オランダの旗を、つけた巡航艇で、運河を、めぐり、建物や景色を、見物するのは、また 格別の楽しさで、旅の心を、満たしてくれます。夜の夜景の美しさは、灯りが水に、映えて 最高に,素晴らしいものです。夕暮れには、恋人同志、家族ずれで、賑わいます。
ここでは、コンクリートを一切、使わず、コケ、ちいさな生物、水鳥、さかな達が、育つよう 環境に、配慮がなされ、水が、いつも、綺麗な状態で、還流できるように、されています。
そんな環境を、育てているから、ハウステンボスが、好きで、皆からも、愛されるのでしょう。
勿論、庭園内は、禁煙ですので、私は、ずーと、離れた庭外に出て、パイプの煙草に、火を つけ、ベンチから、遠く景色を、眺めなければ、なりません。
F 20 油彩 05、 09
ヨットハバー風景 [油彩]
F6 油 彩 05,09
早いもので、9月もなかばを、過ぎようとしています。考えてみると
今年の夏は、昨年に、増して、アツイ夏でした。
前の作品で、紹介しましたことでしたが、 私の町には、長崎空港へ
15分で、疾走する、高速艇が、いますが、今年は、昨年に比べ、より
以上に、お客さんが、増えたみたいです。
交通渋滞や、所要時間だけでなく、ガスの値上がりから、利用する
人たちが、多くなったためです。 空港へ向けて、港の外側から、発着
するのですが、水しぶきを、上げて、疾風する艇は、心、躍らせてくれる
ものです。 また、隣接して、ヨットハバーが、ここです。
白い帆を張った、ヨットの疾走は、見る人を、乗ってみたい気持ちに
させます。近くには、大学のボート部の艇も、加わって、夏を、楽しむ
風景も見られます。
大村湾内、西海橋からの、眺めは、素晴らしいものですが、夏が
去り、ヨットが、夏の疲れを、とるための休息、手入れする、様子が
見られるのも、私に、とっては、また、楽しいことでもあります。
福岡県浮羽市吉井町 [油彩]
ここは、昔の宿場町で、あったそうで、古くは、長崎街道ともつながった、交通の要所
であったところです。友人を、訪ねていった時のスケッチを、油に、描いたものです。
昔の情緒を、残すために、町中が、保存のために、一生懸命に、頑張っておられました。
話を、お聞きしたら、漆喰は、余計、お金がかかって、大変です。補修のために、出る
補助金では、賄い切れないので、これからが、より、大変だと、いうことでした。
通りには、呉服屋さん、古物もの骨董、駄菓子屋さん、酒屋、土産げ物屋さんが並び
特に、感心したのは、自宅民家を、そのまま使って、写真美術館を、なさっておられる
年配の方が、ボランティアで、観光案内もなさっていました。土間の廊下に、ずらりと
展示されている作品は、見た人を感動させる、優れた良いものでした。
ひととおり、お話を、聞いた後、和菓子屋さんに、立ち寄って、だんご餅を、食べました。
この街は、植木や、ブドウ、ナシの栽培でも、名の知れた名産地で、結構、九州各地
から、観光に、訪れる人も、多いところであるということでした。
F6 油彩 06、05
大村市・裏見の滝 [油彩]
大村市・裏見の滝
ここ、大村は、数少ない、海上空港で、知られるところですが、この滝は、大村湾と
空港を、見下ろす、山の中腹に、 あります。国道から、入って 、 かなり、 急な坂を
登って、行かなければなりませんが、もちろん、車でも 、滝のある付近まで 、行く
ことができます。自然に群生する、シャクナゲの樹・花のきれいなところで、観光に
おとづれる人で、賑わいます。駐車場からだと、車を置いて、逆に、急な斜面を、グ
ルグルと,回りながら、滝に向かって、降りて行くことになります。
下りは、それほどで、ないんですが、帰りは、とても大変。厳しい登りで、降り口
に、観光課で、用意されていた、杖を、持って、行かなかったために、帰りは、キツイ
目に、遭いました。花は、樹の梢まで、咲き乱れ、とても、きれいでした。
F10 油彩 06,5
ハウステンボスでの憩い [油彩]
ハウステンボスでの憩い
きれいなパラレソルが、開いているところに、売店があり、そこでは、若いカップル
子供連れ、夫婦の人達が、歩き疲れでしょうか、思い思いに、アイスクリーム、ジュース
などを、手にして、はしゃいでいます。なかでも、老夫婦の方がテーブルに、ワインクーラ
から、ワインを、取り出して、楽しもうと、されている姿が、うらやましく、感じられました。
こっちも、負けじと、ビール、500円なり、やっぱり、ひとりじゃ、だめだな。苦さばかりが
舌に残って、醸し出される、雰囲気には、とても、勝てやしませんでした。
F6 油彩 04、5
阿蘇の風景 [油彩]
阿 蘇
この作品は、人にお譲りしたので、写真に撮って、おいたものです。写真の印画紙から
そのまま、取り込んでいますので、大変, 画像が悪いのですが、どうか、ご容赦ください。
車で、登山口を、登っていく、途中に、別荘のような感じの、建物と、後ろに、雄大な阿蘇と
山裾を、見つけました。 阿蘇の雄大さ、というのは、絵で、表現するというのは、なかなか
難しいもので、なんども何度も、出かけて行って、描かないと、見えてこないように思えました。
画面の右手の道は、拓いている農道のようで、ブルドーザや機材が、見受けられました。
F30油彩 004 06 作品
朝焼けの漁港 [油彩]
長崎 朝焼けの漁港
ここは、中心部から30分ぐらいの所にある、有名な「茂木の漁港」です。
ここでは、色々な、さかなが、獲れますが、エビ、カニを主にした、活き造りの料亭が、数軒
あって、大変、賑わいます。なかでも 特に、知られているのは、<海老の踊り喰い>です。
朝早く、出かけ、夜明けを、待ちました。ちょうど,この日は,潮が、悪いことから、ひっそりと
港が、お休みをしていました。普段だと、漁師さん、港の人、運搬関係の人達で、ゴッタ返す
ので、見物は、おろか、絵等、描けるどころじゃないです。 まだ、海鳥たちも、眠っていて
シンシンとした、冷たい空気、潮風の匂いが、とても、気持ちよく、感じられました。
実感としては、人っ子ひとり、見当たらなかったので、気味悪いくらい、淋しかったですね。
F 20 油彩 005, 06 制作。
長崎県松浦市福島町 「土谷(どや)棚田」 [油彩]
長崎県松浦市福島町「土谷(どや) 棚田」
ここは、前の作品の手前にある、福島町「どやの棚田」です。松浦湾を、隔てて、お隣が
佐賀県です。 4月に、田に、水が、張られると、中旬には、夜に,篝火がたかれ、豊作の
祈願祭が、取り行われます。 篝火に、照らし出される,田んぼの、水面と、周囲一円は
見事で、大変、幻想的な光景を、醸し出すと、言われています。 近隣の、市や町から
大勢の見物人が、この狭い、山の頂上へ、集まって来ます。 当たり前の、ことながら
交通渋滞で、この近くの道路は、車、くるまの、大混雑の状況を、生み出します。
作品は、F20号の大きさを、ブログ用に、本当に、小さくして、載せていますので、規定
大きさの問題で、私としては、不本意で、不満が残りました。
F 20 油彩 005,05 制作。
長崎県、松浦市-初崎海岸 [油彩]
松浦市福島町 「初崎海岸」
ここは、全国的に<福島町棚田>で、知られる「土谷棚田」の先にある、「初崎の海岸」です。
もともと、島だったのですが、大きな橋が、架けられ、松浦市に、つながりました。
眼下は、伊万里湾。 目と鼻の先の、隣は、佐賀県玄海町で、「玄海原発」が、あるところです。
長崎から、すぐ、近くだと思って、ナメて、車を、走らせましたが、6時間は、ゆうにかかりました。
「土谷棚田」、海水浴の施設、つつじの花の公園などがあって、海岸の眺めが、良い処でした。
周囲一帯が、田んぼで、農家の人が、水を導き入れ、田植えの準備を、急いでいました。
F8 油彩 005,04 制作。
造り酒屋のある街 [油彩]
造り酒屋のある街
佐賀県、鹿島市の、浜と、いうところにある、造り酒蔵です。
これと、似た作品を、前に、紹介しましたが、この酒蔵の建物は、大正時代の、ものとはいえ
しっかり、補修が、なされていて、商売繁盛の、感じを、持ちました。
大変、申し訳ないのは、写真に撮る段階で、キャンバスの地が、出てしまって、 お見苦しい点
どうぞ、ご勘弁ください。店頭の暖簾は、「魔界への誘い」と、してありました。
土産に、1本買って帰りました。流石に、水の豊富な、ところだけあって、とても、飲み口の
柔らかい、美味しい、お酒でした。 F6 油彩 005、06 制作。
造り酒蔵のある街 [油彩]
造り酒蔵の街
佐賀県鹿島市にある、酒蔵の通りを、描いてみました。前の版画で、紹介をした、同じ場所です。
しっくいの白壁が、かなり,いたんで、剥げ落ちている家が、かなりあります。 しっくいの修理や
補修には、多額の費用が、かかるそうで、また、その技術を受け継ぐ、職人さんが、いないという
切実な問題を、抱えているとのことでした。街では、昔からの家並みを、残そうと、街をあげての
<街おこし>に、取り組んでいて、いろいろな催しが、開かれています。 版画作品の記事でも
取り上げていますので、ご覧になってください。 F8 油彩 004、06 制作。
長崎オランダ坂 [油彩]
オランダ坂
前の作品<雨のオランダ坂>と、逆方向のところです。 この坂と、石畳で
つながっています。市も、今頃になって、観光資源として、その保存に、力を
入れるように、なってはきましたが、残念ながら、遅きに失したとしか、言い
ようがありません。学生の頃から、スケッチに、通った場所です。
この間、放置され、朽ちて、失った木造の洋館建ては、新建材では、決して
元には戻らない。今ばやりの、キンキラ名所では、「文化の窓」の看板が、泣く
のではないかと.....。この頃は、絵の具が、買えなくて、節約して、油と筆で
よく伸ばして、使ったものでした。 古い作品の1枚です。
F4 油彩 1972,07 制作。
旧北海道庁 [油彩]
雪の北海道庁
札幌へ出かけた折に、大雪で、千歳空港が、閉鎖になりました。3、4日間は、ホテルに
足止めを喰ってしまいました。
わたし自身は、ひとり良い機会だと思って、スケッチに行くことで、過ごしました。
思えば、千載一遇の出来事でした。札幌ラーメンを、汗だくで、よく食べたことを、覚えています。
沢山,着こんでいたので,九州人とすぐ、見破られました。帰りは、空港券を、キャンセルして
函館へ、夜汽車で向かいました。そのときの、持ち合わせのお金が、帰りの飛行機代を
除いたら、わずか、22円しか残っていませんでした。
今でも、夢に見みます。「金がない!どうしよう。」 楽しい北海道の、旅の思い出のひとつです。
記憶が、定かじゃないんですが、1978、01 スケッチをもとに、帰ってから、F8 油彩に
仕上げました。
古いものを2点、引っ張り出して、ごめんなさい。